ちーやん

星の子のちーやんのネタバレレビュー・内容・結末

星の子(2020年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

宗教二世のお話。
それによってショッキングな事件に巻き込まれたり反対にドラマチックな展開があったりなどが無く、過去に見た同じ題材を扱った他の作品では軒並みそれがあったので、あまりにも日常すぎて驚いたし、またそれが面白かった。
とはいえ家庭の事情で主人公が傷つくシーンは胸が痛かった。人によってはフラッシュバックとかあるかもくらいのしんどさ。岡田将生がカッコよくてサイテーでたまらなかった。
ラストで主人公が苦難を乗り越え成長するでもなく、
生まれつき寄り添ってきたその家の当たり前から背いて自立するでもなく、かといって信仰を深めるでもない。だよね、この星(家)に生まれついちゃったわけだしね、とタイトル回収して納得した。
ただ唯一、映画ポスターのビジュアルが残念だなーと思う。アマプラに並ぶビジュアル見ても全然面白そうな作品とは思えなかった。良いシーンの切り抜きではあるんだけど。
ちーやん

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