浪川リオン

ジョゼと虎と魚たちの浪川リオンのネタバレレビュー・内容・結末

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公、めっちゃ剣持刀也に似てんな… って考え始めるともう剣持刀也にしか見えなくなって少し困った。

最近の流行りなんだろうけど正面~斜め45℃くらいまでの角度では鼻がどこにもないか小さな点として描かれているが横顔になると突如鼻が現れるような絵柄(作画)があまり好きになれない。
流行りをこういう風に取り入れると10年後なんかに見返した時「何でこの時期のアニメ鼻ないの?」って思う気がするけど。

空想の海の中を泳ぐシーンも『海獣の子供』なんかと比べてしまって映像としてのインパクトが物足りない。もっとブワーッと舞い踊る魚群と一緒に泳ぐ…なんて絵面にするのは難しかったのだろうか。

ボンズお得意の人物の動きがあまり堪能できない事もムズムズする原因になっている気がする。前述のキャラデザのせいもあり、アニメとして高水準な表現をしているはずのボンズ作品にしては作画が不安定に思えてしまう。

ラストシーンについては、実写版を見てたので最後まで「やっぱり二人は一緒にはなれないのかな」という緊張感があってなかなか良かった。絵本読み聞かせのシーンも感動しました。


※追記
GEO店内で予告編を見て思い出した。主題歌が甲高い声で歌われていて耳がキンキンする感じで本当に好みじゃない歌だった。単に好き嫌いの話だけど、もっと好みの歌だったら映画の感動ももう少し足されていたかも。メロディも別に良いと思わない。
主題歌って大事だな。HELLO WORLDも劇中歌が嫌い過ぎてまた見たいとどうしても思えない。