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ジョゼと虎と魚たちのtakecareのネタバレレビュー・内容・結末

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

すごい作品だと聞いていたのに、思ったほど感動できなかった。

ただ(おそらく)通常の社会生活を送れないことが理由で切符の買い方が分からず戸惑ってしまうシーンがあったり、駅でぶつかってくるおじさん(これは障害の有無問わずだが)が出てきたり、リアルだった。

特に、車止めのせいで車椅子ユーザーが公園入れないという現実について、まさか映画に出てくる時代になったのかと素直に驚いた。
こういったバリアについては、意識して情報収集しなければ、自分が当事者(ベビーカー含む)になるまで気付けなかった自信がある。

バイト先の女性のセリフは、「世間の声」に聞こえた。そして、その声を否定しようとしている茶髪も世間。

恒夫が、事故で怪我をしてから、前向きになった後の展開は、障害を持ってもスポーツは続けられる!となるのかも?と思い込んでしまったが、こういう期待をする事ももしかして感動ポルノ?
ちなみに「バリアフリーダイビング」を楽しめる場所は沖縄にはあるらしい。

全体的に綺麗に描かれすぎていて、そこまで面白く思えなかったが、それは単に自分がアニメに慣れていないだけなのかもしれない。

映画館で見たら、もっと綺麗だったかも。
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