時代を感じさせる“トレンディ”なカメラワークや演技、ちゃちいCGでも、久石譲のクオリティの高い音楽がバックで流れているとなんか許せちゃう不思議!
体内のミトコンドリアが反乱するストーリーの本作は落合正幸監督らしいデロっとしたホラー演出が魅力!
個人的には好きな感じでした。
ミトコンドリア自体が主人公の妻の身体情報をコピーして人々の前に現れたりするんですが…
全裸なのに何故肝心の箇所がのっぺりしてるのか!!!!
濡場シーンは用意する癖にそういう不誠実な描き方はやめて頂きたい!!
そんなどうでもいい不満は置いといて…
人間の身体を乗っ取られたり、遠隔で攻撃されたり、終いには人類の絶滅を企ててくるミトコンドリアを中心としたサスペンスとしては、どーにもこじんまりした感じ。
なんか人類がどうこういう割にゴタゴタの規模がセカイ系レベル。
まぁ結局は男女の愛に着地するんで、それはそれで正解なのかもしれませんが…
しかし、作品全体に漂う不気味さを作るのはうまいな〜と思ったり。
映画「感染」然りデロデロしたホラーってのはいいもんです。