聴こえてくる波の音。続く、金属のような劈く高音。目を開けたら、急斜面のコンクリートの下方にある、やや湾曲した溝の上。下は底が見えぬ暗闇。登場人物は、落ちぬように耐える女性1人のみ。体は負傷していて動かすと痛みを伴うが、気を抜いたら滑って落ちる。神経をとがらせていれば辛うじて落ちない、ギリギリの状態…。
YOU TUBEで視聴可能な10分程度のホラーショートフィルムです。
物語性があったり印象的なゴーストが出てきたりするような、夏にちょっと見てキャッキャできるエンタメ系ではないかも。
説明が極力省かれており、10分間ずっと緊張感に苛まれる…。そんな不気味さ・不穏さをもつ作品でした。それ故に、10分間きっちり映像に惹きこまれます。
その緊迫感と臨場感は〈主人公の痛みと恐怖を堪える表情〉と〈音〉によって構築されていると思うので、鑑賞する際はイヤホンが最適かと思います。
なお、正直なところ、鑑賞を終えた私の顔は「😀❓」でした（笑）
10分間で与えられた情報以外には、どういう状況でどういう話かさっぱり分からず😂「よう分からんホラーだったなぁ🤔」で終わってしまったのですが…。
世には様々な考察が捗っているようで「すごぃ🥺」ってなりました。
