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怨霊佐倉大騒動
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『怨霊佐倉大騒動』に投稿された感想・評価

2.8
佐倉惣五郎という藩による米を厳しく搾取していく方針に苦しむ農民たちを見かねて一揆を起こした義民を取り上げた一作、前半は惣五郎が立ち上がるまでを地味ではあるが丁寧に描いていたので単調だけれどよく出来ているなと感心したけれど将軍への直訴という禁じ手を使ったために主人公一家が処刑されるという最大の山場が終っても映画が終わらないのでどういうことなんだと思っていたらタイトルに偽りなしの展開になりびっくり。でもそこには後年の大蔵貢プロデュース作品(本作は大蔵貢が新東宝の社長に就任してからの初めて製作に着手した経緯が)の特徴である怪談への拘りが感じられたりも…まあ1950年代というヌーヴェルバーグの光が照らしつつある時代を考えるといささか時代錯誤ではあるが。

嵐寛寿郎が公明正大で頭もよい惣五郎を貫禄をもって好演、でもチャンバラも強いという欲張り設定はどうなんだろう。あとアラカンの奥さんを演じる花井蘭子がいつもよりも痩せ細っているのが気になるが、この直後病で役者業を休んだりしているのでやはり体調が悪かったのか。

娯楽のツボを心得た大ベテラン監督渡辺邦男の演出はいささか古くさくもあるが、大人数のエキストラ(実は同じ人を上手く誤魔化して大人数に見せているだけかも)を巧みにさばき画面に重厚さをもたらす手腕は流石。

ちなみに江戸時代の後半は飢饉や日照りなど異常気象が相次いだため一揆が頻発されていたものの、なかでも藩主が苦しむ民衆を放置して側室を大量に置いて贅沢な暮らしに明け暮れたため農民たちが怒り一揆を起こした南部大一揆は規模もさることながら十年という長期間に渡って展開されたため南部藩(岩手県)の歴史に泥を塗る事態になる(結局藩主は引退する羽目に)。またこんなトラブルが起きた以上藩の政治も経済も苦境に陥ってしまい、回復させることが出来ないまま江戸幕府の終焉を迎えてしまい中央の政治状況も把握しきれていないため装備もままならないのに愚直に新政府軍と対峙してしまい敗北し政府に多額の献上金を支払う結果に。佐倉惣五郎の一件で佐倉を治めていた堀田家は配置換えとなった件といい(80年後に復帰)、権力者は民衆がデモを起こしてもたかがと侮ってはいけないという教訓となっている。
3.0
〖1950年代映画:時代劇:新東宝〗
1956年製作で、佐倉宗五郎の義挙で有名な佐倉義民伝を新角度から眺めた時代劇らしい⁉️

2025年1,402本目
やってくれたぜ新東宝。YouTube公式で期間限定無料配信ありがとう。【嵐寛寿郎の新東宝入社後初主演作】とのこと。とはいえ決して初心者向けではない映画。抑えておくべき前知識が多すぎるのでね。そもそも佐倉義民伝なあ。映画のクレジットに京成電鉄の名前があったけど、宗吾参道駅はこの頃からあったんか。とにかく千葉県民でも京成沿線民だったら知ってるかもだし、あるいは歌舞伎の演目としてなら有名だろうけど、全国知名度的にはどうなんだ。アラカン時代だったら常識レベルだったのか。そもそも現代人、アラカン知らんわ。木久扇師匠のモノマネだって(゜д゜)ポカーンだよね。だが、そんな前知識なくても、この映画に関してはスターオーラは確かに分かるし、イケメンとしても通用するし。この一年後に、新東宝が明治天皇役に起用して話題になるのも分かるかも。そっちはまだ見てないけどね。ええっと話を戻して佐倉義民伝、、、じゃないんだよな、「怨霊」ってタイトルにくっつけちゃうってことは。途中までは、結構立派な時代劇なんですよ。すごく優秀、新東宝のくせにやるじゃないかと(何様発言)。ところがどっこい、クライマックス。史実通りに宗吾一家が処刑され(たしか歌舞伎はそこまでやらずに、めでたしめでたしだったような)、その後の「怨霊」騒動でイッキに新東宝ワールドへようこそ!てなる。化猫ものみたいな古典ホラーと云えばいいのか。日本的な怪談調と云えばいいのか。とりあえず個人的には面白かったが、いわゆる「初見殺し」にあたるので、どなたにもオススメって訳にはいかないのがね、なんともはや。