ちゅにちゃん

プロミシング・ヤング・ウーマンのちゅにちゃんのレビュー・感想・評価

3.2
医学部に通う将来有望な女子学生だった主人公がある事件をきっかけに大学を中退。その後、コーヒーショップで働くも偶然、かつての大学時代の同級生と再会。出会いを機に過去の事件の決着を図るミステリー。かつての同級生は皆、医師という社会的地位のある職業につきながらも、女性蔑視の意識は旧態依然のまま。男性同士の友情も身勝手で自己保身そのもの。モラルのない呆れた仲間意識が問題をさらに深刻化させていく。意表をつくラストと共に、アメリカ社会の男性ご都合主義とそれに無関心な女性達をシニカルに描いている所が面白い。