ヘイヘイ

プロミシング・ヤング・ウーマンのヘイヘイのレビュー・感想・評価

3.7
宇多丸氏が今年度ベストとラジオで紹介していたのでTOHOシャンテで鑑賞。
公開からほぼ1ヶ月ですが、満席!
女性と男性で半々で入っていました。


もうしょっぱなの音楽の感じから、この映画なんか普通じゃないな、感がこぼれてるなーと。

正直、絶対に映画館で観ないと面白さがわからない級の作品ではないです。
DVDでみたとしても、十分面白い。
でも、音楽(劇伴Toxicかかるとこ最高)や、チャプターの数字が出るとこ、ドアが閉まるとこのあの音圧は映画館の音響でみたらアガれる。やっぱり映画館でみる映画はよきです。



以下、一旦脱線(ネタバレありなので、見てない方は、飛ばしてください)
























独身最後のバチェラーパーティで殺人!てのは、ベリーバッドウエディングを思い出しました。とんでもなきクソ映画であった思い出。

小学生のときに父親が借りてきたのですが、ストリッパーが○○されたり、その後も子供に悪影響のあるシーンが、てんこ盛りでとても気まずかった記憶があります。ラストも全く救われない。
(全部は見せてもらえなくて、結局夜に隠れて1人で見た記憶)
いま考えたらあのピーター・バーグ監督の作品なんですね。全然そうみえない。。。








これが、今年の暫定ベストかと言われるとそれは個人の価値観ですが、問題提起もしつつ、エンタメ要素もうまーく噛み合っている面白い作品であるなぁ、と。

本作に限らず、復讐って燃えますよね。
復讐される側がクズすぎるほど、燃える。
最終局面のチャプター5、’’ズドォーン’’のタイトルバックには昇天しました。

社会問題的な視点からこの映画を話そうとすると、それはそれで燃えそうなので自分の心の中にしまっておきます。
(でも、こういう人達ってやっぱり現実世界にもたくさんいるよなぁ、と。)


近年のタランティーノ作品好きな方はハマれるのではないでしょうか?
自分は好きな部類に入る作品でした。
ヘイヘイ

ヘイヘイ