億千

プロミシング・ヤング・ウーマンの億千のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

佐久間さんがラジオでお薦めされてたので。

スカッとする逆襲劇とは全然思えず、ただただ悲しい…。
分からなかったのは、アメリカは女性が朝帰り風に一人で歩いていたり、車で道を塞いでいたりしたら、あんな性的な罵声を浴びせる国なのか?それともだいぶ誇張しているのか?ということだけど、それは置いておいても、この映画で語られたことは日本でも勿論起こっていること。

映画の中で、色んなタイプのジェンダーバイアスが語られていたな。
犯罪は勿論吐き気を催す邪悪だが、日常レベルで全然あるな、と思ったものも。化粧は別に男性のためにしているのではないのだが?自分がしたくてしているのだが?

様々な暴力がある中で、性的な暴力というのは、ニーナの件のように周囲のバイアスがかかって、人間としてではなく、男として女としてその事象を見てしまって、そして時として起きなくてもいい二次災害が起こる。

あまり男VS女みたいなのは好きじゃないけど、終盤のパーティーで跪いて並んでる男たちはチンパンジーにも失礼なくらい猿以下だったな。

あとはキャシーが何か飲んでたり、ソフトキャンディみたいなの咥えてたりする姿がめちゃキュートでした。
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