fishmutton

プロミシング・ヤング・ウーマンのfishmuttonのレビュー・感想・評価

4.3
スッキリはしないが、良い映画だった。
私は好き。
ありがとう、キャシー。
くたばれば下郎ども。

バーで泥酔した振りをしてお持ち帰り男に罰を下す女、キャシー。彼女は前途有望な医大生だったが、中退して今は実家暮らしのコーヒーショップ店員。彼女は何故男達に制裁を加えるのか?彼女の過去に何があったのか?
てなサスペンススリラー映画。
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“女”というだけで性的に搾取しても良いと舐めてる奴ら、それを当たり前だと見て見ぬ振りする奴ら、そんな世の中に抗おうとするキャシー。

身近にあるのに、まるでないかのようにされているであろう事が沢山出てくる。
ナメてかかってくる奴らは、相手が牙をむいた途端にしっぽを巻いて逃げる。“俺は悪い人間じゃない”“俺は良い人間だ”情けない保身の言葉を述べ、逆ギレする。

キャシー:主人公。
ニーナ:主人公の親友。
ライアン:主人公の医大時代の同窓生。コーヒーショップで偶然再会し、キャシーにアプローチする。
女:医大時代の同窓生。双子の母。
ウォーカー学長:キャシーが在学していた大学の学長。ティーンの娘がいる。
アル:ニーナの事件の首謀者。
弁護士:ニーナの事件同時、アルの弁護をしていた。現在長期休業中。唯一ニーナのことを覚えていた。

途中のラブラブモードで、いやここで終わらんでしょキャシー?もう一波乱あるよね?て思って、実際あって安心。まあ、観ている私はクズどもへの天誅を期待しているわけで、恋愛映画見に来た訳じゃないから。全部とっておいてる女もスゴいけどね。あんな胸糞動画。

ラスト、キャシーならやってくれるよね?と思っていたことがなされたのは良かった。叫んだ。
しかもタイミングが最高。
以前の事件は警察の介入はなかったのかな?今回、警察の介入があることで全てが明るみに出て関係者全員社会的に抹殺されればいい。
でも関係者のほとんどは「自分は無実なのにとばっちりを食った」と彼女を憎めど、自分の言動を悔い改めたりはしないのだろうと思った。

世の中のこんなクソみたいなところがなくなればいいなーと思った。
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