Reo

プロミシング・ヤング・ウーマンのReoのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映像作品として面白いかは正直微妙なところではあったけど、問題提起の一環としては興味深く考えさせられる映画で面白かった。

男性優勢の社会の影響で、事件を葬られてしまった友人の、不条理な死をきっかけに、女性を軽視する男を自らを囮に罰を与えている主人公。
動機はわかるけど、直接事件に関係無い男達にも危害を加えてるっていう点がそこまで共感できないというか。精神を病んでる描写もあったから、マトモではなかったのかなーとも思わせられるけど、それはそれで納得いかない部分があった。

同期の友人がキッカケに、復讐劇がはじまる同時にマトモな人生を取り戻せそうになったのに、色々あってより深い復讐劇の発端になってしまう展開からラストの復讐の完了までは面白かったけど、そこまでが少し退屈でした。

過去の汚点が無い人間は少ないから綺麗に生きていくのは難しいけど、変な事に関わらずなるべく正しく生きていかんとなーと思わされる良い作品ではありました。
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