このレビューはネタバレを含みます
ポップな画と音楽
…でも内容は重くて深い
復讐の鬼と化し 正義のために自分の幸せを捨てた哀しいダークヒーロー
人間は極限状況に置かれた時にその本質 人となりが如実に現れる
☆
Chapter1
バー
女性蔑視な男3人組
“イケてるクズ女”
送り狼
下心見え見えの親切心
送り狼のアパート
金柑のリキュール
“すごくきれいだね”
慣れた手つきで…
バカみたいな電飾のベッドルームへ誘うが…
その直前で酔っ払いのバカ女から態度豹変!
その正体とは…
ワイルドな朝帰り
もぐもぐしながら アスファルトの上を裸足で歩く
肉体労働者たちからの女性を揶揄する絡みに鋭い睨み
手帳への記録
(ベッドの下に隠した㊙︎)
☆
Chapter2
両親との気まずい朝食
職場
コーヒーハウス
超塩対応接客
ウォッカ・クランベリー
“「気をつけて」 リリー・A・フリス著”
医大生時代の同級生来店
たぶんもんのすごく性格いいヤツな同級生
(※)
☆
Chapter3
動画を参照にド派手メイクして…
次なるターゲットへ
オタクっぽい
チェック柄のシャツ
コカイン中毒
小説執筆中
自称完璧主義者
(遅筆の言い訳?)
自己陶酔ぽい
自己本位で
女はかくあるべし的押し付け
“君ってものすごくきれいだね”
色々と変態チック
女性の立場を重んじてる風が“気持ち悪い”
そしてその直前で豹変!立場逆転!
ダークヒーロー的女のお仕事の内容
仕事後には㊙︎手帳への記録を欠かさず
最愛の亡き友におやすみの挨拶
☆
Chapter4
両親からの30歳のお誕生日のサプライズ
両親(特に母親…世間体を気にしてヒステリック気味?)との不仲
プレゼントはスーツケース
露骨で一発グサリ
“実家から出ていけ”の最高のメタファー
職場のコーヒーハウスに同級生再来店
学生時代からの片想い
熱烈再アタック
おめかししてランチデートへ向かう娘に
父親からの“とてもきれいだよ”
(⇔夫婦で鑑賞中のモノクロ映画の台詞)
☆
Chapter5
和やかな雰囲気の楽しいデート
ターゲットたちと同じような安い言葉で自身のアパートに誘おうとする同級生
謝罪 後悔
タクシーで帰るとその場を後にして
ゴミ箱蹴っ飛ばして
同級生の職場(小児科医)を訪れ
関係回復?
コーヒーハウスにて
オーナー女性の愛あるウザ絡み
聞きたくもない他の医大時代の同級生連中のその後
…しかし
因縁の相手(諸悪の根源的復讐相手)の名が話題に上がると…
ビキニのモデルと結婚する
モデルの名をタトゥーしてプロポーズに大成功し
ロンドンから戻ってきたところ
麻酔科医
独りベッドの上で体育座りで写真眺め…
感傷的に…
麻酔科医を検索
オハイオ州
“プロポーズ成功!”のハッピーな投稿
それを祝福するコメント
一度はパソコンを閉じるも…
熱心に徹底的に調べ…㊙︎メモメモ
☆
Chapter6
“I”
ホテル内のレストラン
供されるジンジャーエールとシャンパンを手酌を装って工作
(相手のグラスにはシャンパンを注ぎ 自分のグラスにはジンジャーエールだけ)
医大時代の同級生と親しげに再会
“昔の友達に”乾杯
酔わせ上手
相手の不満や本音等を吐き出させ…褒めちぎって…
気分良くさせたところで
本題へ
“あの事件”についての追及
鼻高々 有頂天から一変…
狼狽え 誤魔化し 責任転嫁
自己保身に走りまくり
見苦しい言い訳
恐怖の審判
“残念ね 考えを変えてるかと”
“あなた自身のためにも”
ごちそうするだけで済む問題じゃない
頭がクラクラしてグラスを倒しワインで真っ赤に染まるテーブルクロス
“再会できて本当によかった あなたは昔のまま”
離れた席から見つめる協力者Aに金を渡し
☆
Chapter7
留守電
チェック完了
次なる復讐相手 復讐相手Ⅱは“ウォーカー(=学部長)”
復讐相手Ⅱ娘へ接触
☆
Chapter8
“Ⅱ”
かつての学舎(“フォレスト大学”)へ
学部長室へ
“未来はここから”のポスター
“事件”についての追及
こちらもまた反省の色なく 責任転嫁でのらりくらりと追及をかわす態度
眼には目を歯には歯を的制裁による脅迫
我関せずな余裕たっぷりな態度から一変し
オロオロし…感情的になり…
“愛する人だと見方が変わる”
自分が痛みを感じて初めて他人の痛みがわかるようになる
ネタバレ
しかし屈辱
騙されてオロオロさせられて…娘について“彼女 バカよね”と小馬鹿にされて…脅迫めいた言葉…?
そしてまた“再会できてよかった”とその場を去る
☆
Chapter9
挑発的なドライバー男への制裁
女性蔑視発言がトリガー?サイコスイッチONのキーワード?地雷?
デートの予定をドタキャンされても優しい同級生
異変に気付かれ
嘘の言い訳
ダークヒーロー的お仕事の最中に同級生とバッタリ…
勘違いされ…
噂の“サイコ女”
ヤれないと分かった途端に態度を変える送り狼バカ男
イヤな言葉の吐きかけに対し 一枚上を行くイヤな言葉
尻尾を巻いて逃げるバカ男
☆
Chapter10
“Ⅲ”
復讐相手Ⅲ(=弁護士(精神の病により長期休暇中))宅へ
“あなたに審判が下る日よ”との来訪
“待っていた”と邸内に迎え入れ
“7年前に起きたこと”について
(告訴を断念するよう女性を脅迫)
罪の意識
罪の罰を受け容れる覚悟(“隠れても無意味だ 償いはせねば”)
“私は啓示を受けたと思っている(だが医者に言わせると精神の病だそうだ)”
赤裸々な告白 懺悔 謝罪
許しを求めて“助けてほしい”と跪いて懇願
長いこと眠れない
“決して自分を許せない”
“過去の行いのせいで自分を許せない”
自身も相当に苦しみ…正直に告白し…謝罪し…
涙
“あなたを許す”
その背を撫でて“眠りなさい”
復讐相手Ⅲ宅を後にし…
復讐を断念
外に待たせていた協力者Bをドタキャン
復讐の鬼と化したかに見えても 人としての美しい心
人の苦しみを理解し 人を許す心
☆
Chapter11
友人の元を訪れ
友人の言葉
復讐断念の決意…?
同級生宅を訪ね
真心からの謝罪
☆
Chapter12
暗澹たる日々を過ごし
閉店後に訪れ“惨めなクソッタレ”を夕食に誘ってくれる同級生
これもまた許す愛
“大きな一歩(初めて一緒に薬局へ)”を踏み出した2人
恨み心を捨て復讐を諦めることで自分の幸せを掴む方向へ…
心に引っ掛かりなく…心から楽して 嬉しくて 素敵な気持ち…
他人を許し自分を許すことで 他人も自分も自分の周りの人々も幸せになれる
(※…しかし)
☆
Chapter13
両親との夕食会
同級生の小粋なジョークが通じない母
夕食会後 復讐の炎を再燃させるような父の一言
超絶ラブラブな2人
☆
Chapter14
復讐相手Ⅰ
見事に不安に苛まれまくり
不安解決後
コテコテに可愛い部屋にて
復讐の炎を再燃させるような告白…そして最低最悪の置き土産…
(※…しかし→受難)
愛した同級生は…
正義感をとるか…目をつぶってなぁなぁで掴みかけた幸せをとるか…
→選択したのは…
☆
Chapter15
正義の脅迫
苦しみ抜いた上での選択
愛を裏切られた哀しみ
“罪なき傍観者”の立場を取ろうとする同級生
自己保身
罵倒
☆
Chapter16
“ⅡⅡ”
そしてまた復讐者となり…
カラフルヘアーのナースコスプレ
真っ赤なハイヒールが毒々しく…
ストリッパーに扮し
脅迫して聞き出した諸悪の根源的復讐相手である花婿の独身お別れパーティーへ
馬鹿騒ぎな男ども相手に
ナースと患者のSMプレイ
☆
Chapter17
最恐の復讐劇へ
こいつもまた自己保身に走るタイプ
一生の夢を捨てての…自身の幸せを全てかなぐり捨てての…一世一代の復讐
☆
Chapter18