素晴らしい舞台を観てしまった…作品の素晴らしさに手の震えが止まらない、そんな感覚を久々に味わってめちゃめちゃ興奮している……
息もつかせぬ会話劇。もう暴走とすら言えると思うけど、それがどこまでも気持ちいい。
物語はひとりのスター俳優と彼に集まる人々の話。登場人物たちはみんなスターであるギャリーに見たいものを見て、言いたいことを言って、信頼だ裏切りだと騒ぎ立てる。
じゃあ一体、スター俳優であるギャリーにとっての"自分"ってなんだ?勝手に皆が自分に見たいものを見ては騒ぎ立て、それは演技だ演技じゃない本心だと騒がれてしまう彼にとっての、真の"自分"ってなんだ?
ふとした瞬間ギャリーに訪れる"孤独"だけが、彼にとっての真実なのかもしれない。
アンドリュー・スコットほんとうに凄かった…アンドリュー・スコットがギャリーということはそうなんだろうなと思ったらやっぱりそうだった。彼の支配力なしに成り立ちえない舞台だったし、もう一生彼についていきたい…