このレビューはネタバレを含みます
年末ギリになって自分がどういう映画や創作物が嫌いなのかを考えさせられた。
主人公の主張のために作品内の世界や登場人物が都合よく歪められている物語がとにかく嫌いなんだ。
そもそも、あんな氷河期みたいな状況でどうやって生きていけんだよとか、それ最初っから同意の上で建国すれば良いだけの話じゃんとか、え、それってロボとーちゃんじゃ…とか山ほどあるツッコミどころももちろん問題なんだけど、
その全てが最後に主人公が正しいということのためだけにつくられた設定で、
「夢は信じれば叶うんだ」という主張に「いや、それお前の作った設定の上ではな?」と答えたくなるような子供騙しな都合の良さが本当に気に食わない。
ただやっぱり映像は良かった、最初のとこは今年映画界からひっそりといなくなった妖怪ウォッチを想起したけど。
物語序盤の進行もちょっと早過ぎて主人公たちを好きになる前に話が進んでいくのももったいなかった気がするけど上に書いたことが大きすぎるマイナスなのでどうでもいいか。。
今年観た映画だと堤幸彦監督の「望み」に近い嫌悪感を感じる。