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映画 えんとつ町のプペルのmoekoのレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
3.7
キングコング西野の絵本が原作のアニメ映画。
最初は、登場キャラクターが「なんて日だ!」とか言い出すし(笑)、コメディ調なのかな?と言うよりもしかしてハズレ?なんて思っていたら、いつの間にか作品に惹き込まれて前のめりで観ていました。友情の話であり、家族の話であり、夢の話であり、色んなものが詰め込まれていて、途中からは涙が止まらないほどに…。
この作品について賛否両論あるのは知ってるし、描き切れていない部分やまとめ切れていない感があるのも確か。言われてみれば子供向けだとも思うけど、これで感動できるなら私は子供のままでいい、と思えるくらいには良かったです。つまり、私的には良作でした。
世界観もとても良かったです。イラストも世界観も、全部好み。こんなにキラキラした映画、久しぶりに観ました。絵本も買ってみようかな。
ちなみに、どうしてプペルはゴミ人間なのか、ということについて。昔は誰しもが夢を抱いていて、でも、大人になる過程で、どこかで折り合いを付けてその夢を捨てる。一方で、いつまで経っても夢を語り追いかける人がいて、その夢が輝いてしまうと、夢を捨てた人は立場がなくなってしまう。だから、人々は夢を追いかけ続ける人を汚い、臭いと攻撃する。つまり、夢追い人は総じてゴミ人間である。という西野の考えからきているそです。YouTubeで西野の動画を色々見たせいで、そんなメッセージ性も知っていたので、更にグッとくるものがありました。
1日の終わりにこの映画を観て良かったです。良い夢見れそう。
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