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17歳の瞳に映る世界のpluviaのレビュー・感想・評価

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
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ローティーンをはじめ、多くの方に観てほしいと思いました。産婦人科医には義務でお願いします。
事前あらすじでは好みの作品ではありませんでしたが、良い評判は本当で、鑑賞して正解でした。

原題『Never Rarely Sometimes Always』
= 一度もない/めったにない/時々/いつも。
STOPデートDV (その意味はこの記事でも解説https://s.cinemacafe.net/article/2021/07/23/73949.html)

この4択のカウンセリングで全部「Always」の人は絶対に一定数いる。
それなのに本人たちは事態が最悪になるまで問題があることに気付けない環境にいたりする。だからこそ、中学校の図書館で本と一緒に貸し出したり、放課後の教室で鑑賞会とかがあると良さそうと思います。

優しくて良かった場面
"柱の反対側から手を繋ぐところ"
"(エンディング間近の)エスカレーターでの二人の表情"




本作はあくまでも"プロチョイスの価値観"が語られている映画で、プロライフなら違う物語が寄せられるでしょう。"個人の選択"を尊重する派のことを、神と信仰を軽んじていると考える人々もいます。どちらの意見であっても他者の状況や思考を想像しよう。
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