どど丼

小説の神様 君としか描けない物語のどど丼のレビュー・感想・評価

3.4
推しが……推しが尊いッ!!

高校生小説家2人の葛藤や成長を描いた話。公開延期発表からずっと音沙汰無かったけど、ようやく観れて嬉しい……ありがとう。原作は色んな新人賞を取ってる小説らしい。まず大樹くんと橋本の環奈様、優勝。橋本環奈の表現力の高さはもう女優ですが、大樹くんも徐々に上手くなって来てるのが見れてファンとしては何より。サブ佐藤流司の安心感たるや。莉子ちゃんの演技も見れて何より、想像以上に良かった!(ここまで推しの話)

ストーリーはちょいベタながら青春映画としては悪くない。ただ「小説」ってキーワードが全然生きてない……。「小説は心を動かす」が本作最大のテーマだと思うんだけど、「どう」動かすのかっていう肝心の描写がほぼ皆無。難しいところだとは思うんですが、ここさえ描けていればもっと良い作品になってた。無理にサブに焦点当てていたのも話のテンポが乱れていたし、この辺削ってでも入れるべきポイントだったのでは。無駄に恋愛に結びつけない展開は英断でナイス。映像は青春映画ながら「ハイロー」の空気すら感じるMVっぽさがあって見応えはありました。鷲尾怜奈の歌声のマッチ感は最高。LDH圧はどうにかならんもんか……笑 まさか部室に「LDH」の文字を置くな笑。

総じて推しが尊い映画。ドラマで良いなこれ。
どど丼

どど丼