マッテオ・ガローネがピノキオ実写化ってことでどんなものが出来たのか待ちきれずにUK版で観てしまった。
原作「ピノッキオの冒険」の映画化、話もおそらくそのままっぽいが、なにせ世界観と造形がエグ味あって良い。そのあたりはマッテオ・ガローネのピノキオとして期待通り。
子供にはちょっと気味悪いかな。
ゼベットじいさんが作った木の人形に命が宿る。そしてそのピノキオがいろいろなことを経験し、やんちゃもするし困難にも遭遇する。まさに子供。
ピノキオがもろに人間の小学生くらいの子供の姿残してて、顔もかわいいとエグ味の中間。なんと形容したらいいか😅
サメやらマグロやらはまるで人面魚だし、ダークファンタジー好きな人にはたまらない造形。
悪い大人(童話でもこんなに悪かったっけ?という感じ)と良い大人といろいろ関わりつつピノキオは願いを叶えることができるのか。
純粋ゆえなんでも鵜呑みにし本能的に時にやりすぎに動くピノキオがあぶなっかしくて、時々イラっとしたりもするのだけど、ゼベットおじさんとの絡みは温かいね。
超有名童話で良い話でも世界観が違うだけでだいぶダークになるものだな。ディズニー版がいかにアク抜きされているかがわかる。
童話って見方によっては残酷だしね。
面白かった。好きなやつです。