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ほんとうのピノッキオのsusamishinのレビュー・感想・評価

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)
3.1
へえ、そんなストーリーだっけ?ってのが第一印象。
・妖精は最初、子供だった。
・ゼペット爺さん、爺さんではなく中年。
・ゼペットおじさん、マサカのカナヅチ。泳げない。
・泳げないのに海でサメに食われる。クジラではなくサメだった。
とにかく全編、富裕層はまったく出てこない。
みな、悲しいほど貧困層。
ダーク・ファンタジーなんですがとどのつまり「他人を信用しちゃいけない」ということなんですよね。なのでどう考えても「童話」という生暖かいものではないです。「良いことしか言わない」「お金を増やそうと近寄ってくる」などなど、普通に現代社会で日常に溢れる「詐欺に注意」という注意喚起な作品なのでしょう。そして妖精は無情にも「騙すより騙される方が悪い」とピノキオを突き放します。(笑)
猛省したピノキオが「人を疑う」ことを覚えると、妖精は「良い子になったね」とピノキオを認めます。🤣
ええんか?ええんか?
まことに奥が深い、オトナの童謡でしたね。😊
感動しました。
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