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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカのchipのレビュー・感想・評価

3.8
「ムヒカ」を劇場で見逃してしまったので…
まずはこちらのドキュメンタリーをDVDで鑑賞。


畑で刈った花の束をかつぐムヒカさんは、一見気のいい農家のおじさんのようでした。優しい眼差しで妻のことを語ります。
パートナーは互いに、
緊張状態からの避難場所。
愛は常に安全地帯、だと…
二人は夫婦であって、同志、
とても固いキズナで結ばれていた。
ラストに、二人一緒の写真が、
若い頃からずっと映る…
一緒に活動をして、怒り、笑い
そして一緒に歳をとる。
「イナズマに打たれたように恋に落ちた」
なんてステキなんだろう〜
決してブレないふたり、
強いなぁ〜!


2010年〜15年
大統領になって、貧困層を救った。長期間の勾留生活をしても
揺るがなかった信念、
水色のフォルクスワーゲンから顔を出すムヒカさんの
笑顔がこぼれる。。
でも政策の話になると、とても引き締まった厳しいの顔つきになる、強い意志を感じる。
国民からの指示も絶大だったようですね。


800億あったら、、
騙されないように警戒して、
心配するだけの人生を送っていただろう…とムヒカさん。
彼の大統領時代の給料は、1000$、えっ!105000円くらい??😳
資産の全てを貧困層のために使っていると。。
彼の話をインタビューして作品にまとめたのはエミール・クストリッツァ、「オンザミルキーロード」の方。
とても楽しそうに語り合っていました。


体制を壊すのは簡単だが…
作るのは簡単ではない


ラスト
ハンドネオンとタンゴの歌が流れるバーで…
寄り添ってグラスを傾けるご夫婦の笑顔に、お疲れ様〜と声をかけたくなりました。
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