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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカのAのレビュー・感想・評価

3.3
シネコヤで鑑賞。期待外れでした。どちらかといえば、「人生フルーツ」のような感動と、ホセ・ムヒカ大統領による現代の消費社会に対する警告を求めていた。ゲリラ活動や獄中の話しが繰り返し語られて、私は大学の選考が中南米で授業でやったことあったから知ってたけど、それじゃない感が否めない。問題の本質を突いた国連のスピーチに関する彼の言葉をひたすら聞きたかった。もちろん、チェゲバラやカストロといった革命家たち同様、国を変えるために戦ってきたこと、その土着感は日本では考えられなくて、彼の言葉はどんなものも耳に残るし、マリアッチの演奏や国民との絡みも見応えがあって良かったけど。。

「私が作る学校ひとつで世界は変えられないが、世界を変えるためには沢山の学校が必要なんだ!」なんか耳が痛い。結局先進国で育って、近隣の国でボランティアとか適当にやってた自分に刺さってしまう。いくら環境問題や子どもの教育とか貧困とかに目を向けても、結局金持ちの暇つぶし議論しかできてないもん。本気でお金に困ったことない。だから落ち込む。

南米の人のモラルにも言及されてて、それな。ってなる。個人的に人事に思えない。
ペペムヒカ、すき。
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