ウルグアイの大統領、ムヒカ。イメージとは違い単なるひとの良い好好爺ではない事がよく分かる。
軍事独裁政権を倒し、共和政を実現するために武力闘争を行い、13年も投獄と脱獄を繰り返した不屈の闘士なのだ。ただ大統領になったからといって権威や待遇に溺れる事なく、なんと給与の9割を寄付し時間を作って農業も営む。
浅はかで卑しくならず、成功に目が眩み偉そうにふんぞり返らず、成果主義で短絡的で尊大にならないで済んでるのは、むしろ独房での孤独の中で考える時間があったからだと言い切る。
時には悪は善に繋がり、反対に善は悪に繋がる。順番から言えば、やはり苦労や困難が先のほうが好ましいのはムヒカ氏のこの作品を観るまでも無かろう。
日本の政治家や財界人、有名人は言うに及ばず、彼の爪の垢を煎じて飲むべき?笑