観る人の視点によりけり
ある一つの幼馴染のコミュニティを切り取った作品
大人になり、結婚し、子供が生まれ
しかし付き纏う夫婦間での問題
破綻していく家族関係に、言いたいことを口にすることができない主人公を、太賀が上手く演じきる
石井裕也監督ということで
物凄く映像で遊んでるイメージ
やりたいことを詰め込んでた気がする
影絵や音のオーバーラップ、パピコなど美術物にもこだわりが強いんだなと
本の影響かもしれないが。
「じいちゃんの存在が居たかどうか分からなくなる」これはこの映画に出会えてよかった程刺さった。
物語が後半に進むにつれ、客観的な自分の視点が出てきて、大人の私欲に振り回される1番の被害者のことを思ってしまい内容や登場人物の感情についていけなくなった。
大人、親、結構どうでもいい… 子供でしょう。
でもこういう家庭で世の中は溢れてるんだろうな、その現実味は確かにある。
