へちょりーの

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のへちょりーののレビュー・感想・評価

4.0
「言葉の持つ力」
そして「熱・敬意・言葉」
これらを強く痛感されられた。

三島由紀夫が何故割腹自決を選んだのか。
彼を含め、終戦をティーンネイジャーで迎え、時代の転換期を肌で感じた者と、戦後生まれの若者で政治の季節に命を捧げた者との邂逅。

僕の中での三島由紀夫のイメージが変わった。
彼は東大全共闘の弁者達を否定することは一切なく、相手に対して敬意を持って返答する。

「『言葉』に力があった最後の時代」
芥が言ったその言葉の通り、現代では失われたものがこの映像の中にはあった。

50年目の真実とは何なのか、その目で確かめて見てほしい。