愛する人を失い喪失感に向き合う、ダウン症関係なく超ポジティブなダフネちゃんの強さと優しさにやられた。
他人が心配するほど弱さは見せずポジティブなダフネだが、母を亡くして落ち込む父が心配な様子。
だけどしんみり接するわけではなく、彼女はいつも通りに過ごし、父が自分を心配しないようにと気丈に振る舞う。
ダフネのこの強さが元々なのか、気を遣っているからなのかはわからない。両方あるんじゃないかと思う。
大人(特に父)以上にしっかりしていて、落ち込んだり卑屈になったりする姿を見せないのは感心してしまう。
そんなダフネもいろいろ思うことはあるだろう。だけどそんな見ている側の心配をよそに、言葉で語らずともさりげない態度でやさしく接する姿を観ると、彼女は誰よりも成長しているように見え、父が彼女に支えられているように見える。
いろいろ問題はあるのだろうけど、スーパーポジティブに過ごすダフネは見習いたいものがある。
ラストシーンがすごく良い。後味良き映画だった。