ちろっクマ

耳をすませばのちろっクマのネタバレレビュー・内容・結末

耳をすませば(2022年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジブリのアニメ映画も、漫画も読んでから、実写映画を見た感想としては、そこまでアニメ映画に寄せたならなんでそこ変えちゃうかな…みたいなとこが多すぎる映画でした。
聖司くんをチェロ奏者にしたことと、カントリーロードを無かったことにしたこと、雫の最初の作品を聖司くんが一番最初に読んだことになってたことなどなど、耳をすませばと言えば、なところがことごとく変わってて、なかなか感情移入出来なかった。
ジブリ映画の再現はすごく完成度が高かったし、俳優さん、女優さんのキャスティングもそこまで違和感があるわけではなかった。
イタリアのロケもどのシーンも映えてたし、それは良かった。
再現の完成度が高い分、大人になってからの話が辛いんじゃあ…。
雫がイタリアまで会いに行ってるのに、迎えに来ない、仕事仲間の女と抱き合う、部屋に入れる、そんな聖司くん嫌だー!
10年ほぼ会わない日本と海外の遠距離恋愛なんてサラさんじゃなくても無理って言っちゃうよ。でもあんな感じで部屋に乗り込んできて、その後聖司くんもサラと普通に接してるのは何なの…仕事仲間として割り切ってるのかな。
あの流れで、ハッピーエンドじゃなくても嫌だけど、ハッピーエンドなのにこんなにモヤモヤしたのも久しぶり。
最後の自転車のくだりも、あれは若い2人がやるからいいんだよ…ちょっとキュンとはしたけど。
やっぱり松坂桃李くんはかっこよかったです。中学生時代の聖司くんもかっこよかった。
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