このレビューはネタバレを含みます
テレビシリーズ視聴済。
辛口の感想。
テレビシリーズを最近一気見した私としては、ツッコミどころが満載だった。
まずストーリーがテレビシリーズと同じ作りで、まるで新鮮さを感じない。
本作では、大事な家族が死んだことで、それまで抑えていた殺意が暴走するのだが、
テレビシリーズでも家族の死が度々ターニングポイントとなっている。
また、犯人から真相を打ち明けると言われて待ち合わせ場所に行ったら、すでに死んでいて濡れ衣を着せられるところも、同じである。
いい意味では踏襲なのかもしれないが、こうも同じだとなんだかつまらない。
北村一輝演じる大山巡査部長が死んでしまうことを知っていながら危険な調査をためらいなく頼むところも納得できない(そのせいで死ぬことになるかも、と思わないのかな?)し、
大物俳優4人のうち3人死んだところで犯人の匂いがぷんぷんして、なんなら動機まで想像できてしまった。
細かいことを言えば、スプリンクラーの制御室にコンピューターに強い小島さんが残るのは納得としても、木村祐一演じる山田さんは、どう考えても三枝くんと一緒に行く担当でしょうよ?
アクションの見どころはあったし、俳優さん達の演技も2時間飽きさせることなく見せてくれたのだけど、
なにぶんにも脚本がつまらなすぎた。
最後の期待させておいてからの肩透かしも、うーん…
これでまたテレビシリーズが始まるとかだったりしないかしら。
テレビシリーズ観てない人の感想を知りたいな、なんとなく。