ミヤサン

モールスのミヤサンのレビュー・感想・評価

モールス(2010年製作の映画)
3.5
続けて再度鑑賞。
これは公開時に、予告でクロエ・グレース・モレッツに一目惚れして観に行った。
この作品が、わたしのボーイミーツガール(訳あり)好きを覚醒させたと思う。

少し怖くてハラハラする描写は、「ぼくのエリ」よりこちらが多いかも。
全体的に暗く、色彩も少なめで不気味な雰囲気。
いじめの描写もこちらのほうがきついです。

一度も顔の映らない、信仰の厚い母親や、電話でしか登場しない父親。オーウェンがひとりぼっちなことが細かく描写されてる。
だからこそ、アビーはオーウェンにとってかけがえのない存在になった。
元少年だったおじさんがすごくくたびれてるのがリアル。人を殺し続ける罪悪感とアビーへの気持ちに挟まれた苦悩。

作品全体の空気や二人の関係性など、「ぼくのエリ」のほうが好きですが、こちらも良いです。
オスカーよりオーウェンが好き。でもアビーよりエリが好き。

クロエ・グレース・モレッツはこの作品でも血まみれ。
ミヤサン

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