轢き逃げを起こした警備員が夜勤で訪れた死体安置所で辿る想像を絶する恐ろしい運命を描いた実話を基にしたパラグアイ製ホラー。
心神消耗はさすがに言い過ぎだけどいい雰囲気はしてるホラー映画。死体安置所が舞台というだけである程度の恐怖は保証されてる上にパラグアイというあまり馴染みのない国の話。これは結構楽しめるんじゃないかと思ったが色々と冗長。雰囲気を作ってこれから何か来るんじゃないかってところでやめてしてしまう。ポルターガイスト的なとこも面白かったしストーリーも因果応報的な感じで好みだったけど決定的な恐怖を感じなかったのが残念。終盤にガッツリ幽霊みたいなものが登場するのだけれど何してんだって感じだった。音で驚くけどビジュアルがちょっと面白い。それに本国版はわからないけど幽霊の陰部に丸いモザイクがつけられててシュールで笑えてしまった。そして結末はダークヒーロー的な感じ。あ、こいつのヒーロー映画なのねって思った。独特な雰囲気を放っていて全然楽しめる映画だった。
そして一番謎なのは私はこの映画を観るのが初めてではないということ。一年前ほどに一度観て普通だった記憶がしっかり残っていた上でもう一回観ようと思った。
