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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵のregencyのレビュー・感想・評価

4.0
これまでの脱獄映画で見られがちな「知力、体力、時の運」の要素を踏まえつつ、本作では「観察力」もプラス。
脱獄道具をDIYする作品といえば『アルカトラズからの脱出』がすぐ思い浮かぶが、こちらはDIYするのが“鍵”というのが斬新。まるで銀行強盗のように閉ざされた扉を開けようとする彼らが奪おうとする物は、金品ではなく自由なのだ。
脱獄映画にありがちな拷問・暴力描写も殆どなく、そういった意味でも従来の作劇パターンを外そうとする意欲を感じなくもない。もっとも、そのあたりを物足りないと感じる人もいるかもしれないけど。
個人的には、脱獄映画の新たな秀作に挙げてもいいぐらい。

それにしても、ダニエル・ラドクリフはキャリアを重ねるごとにクセのある役どころをあえて選んでいる印象。
ジェイク・ギレンホールやジェイミー・ベル、イライジャ・ウッドもそうだが、子役出身の俳優というのは、成長するとクセだらけでパンチの利いた作品に出たがる法則でもあるのだろうか。

より詳細なレビューは↓
https://cinemarche.net/drama/prison-escape-matsu/
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