このところ、すっかり、国内外、共に、ホラー映画は、客が呼べるコンテンツとして、根付いた感があるが、「ソウ」シリーズで、一躍、名監督の仲間入りを果たした、ジェームズ・ワンが、これぞ、ホラー映画と言わんばかりの、オールドスクールな古典的手法を多用したかと思えば、最新式な手法でビルドアップさせたのが、本作。色んなスタイルのホラー映画が誕生している中、新規のホラーファンから、マニアまで唸らせる、ある種、王道のホラー映画が、2021年に誕生したと言っても、過言では、ないだろう。かつての相棒、リー・ワネル(透明人間、アップグレードの監督)の方向性とは、対照的になってしまったが、ジェームズ・ワン監督には、今後も、ホラー界の真打ちとして、活躍してもらいたい。