内臓マン

マリグナント 狂暴な悪夢の内臓マンのネタバレレビュー・内容・結末

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

初心者二百九十八作品目!!!

【概要】
Netflixで視聴。
ずっと見たかったやつ!

【感想】
ジェームズ・ワンの攻めすぎグロアクションミステリーホラー!?
待って待って面白すぎるー!!!

ホラーオマージュが満載のマニア向け作品だと思って見始めたらストーリーの基盤がちゃんと現代的で素晴らしかった。
精神的にも物理的にも分裂してしまった主人公を何がどう救うのか。
そこに近年トレンドの「進撃の巨人」的なミスリードの連続が最高に気持ちよくハマっていきます。
ストーリーとともに加速する映像のクオリティも流石ワン監督という感じ。

新たなことが起こる度にワン監督の引き出しが開かれるこの快感よ!
「サスペリア」などで有名なダリオ・アルジェント監督が得意とする「ジャッロ映画」が大味をしめる中で、やはり彼のアクションセンスも光ります。
もうラスト当たりはゲームみたいな画になってて空いた口が塞がりませんでした。
クローネンバーグなグロや所々SFを感じさせるそれぞれの風味がまとめられた形で昇華されているので、非常に見やすい孤高の映画になった印象です。

そしてやはり避けて通れなかったのは「死霊館」バイアス。
もう最初はまんまじゃん!
これ殻破れるか?なんて思ってました正直。
すると「死霊館」を基盤にして色々と遊び出すじゃないですか!
なるほどこういう作り方もあるのか…!
今までのキャリアを全て解放する。
そのために「ストーリー」と「魅せ方」は分けて考えると。
器用すぎるよ!!!

登場キャラクターも全員魅力的で困ったもんです。
特に妹さんが可愛すぎて最後らへんは呼吸が荒くなりました。
良かった〜…、マジで…。
ドラマならまだしも映画でここまで愛着が湧くキャラクター、中々いませんよ。
好きです。(?)

圧倒的完成度でした!素晴らしかった!

【終わりに】
「Where is my mind」だ…!
やべぇ鳥肌たった…!
ジェームズ・ワンやべぇよ…!
流石ジャンルレス監督だよ…!
内臓マン

内臓マン