ちゃい

ミナリのちゃいのレビュー・感想・評価

ミナリ(2020年製作の映画)
4.5
どこまでも泥臭く、どこまでも美しい。それを「生きる」というのではないか。

子どもたちの素直さ、健気さ。父と母の愛とすれ違い。「おばあちゃんらしくない」祖母の力強さ。憎たらしい部分も、愛おしい部分も、映してある。

支え合いたい、目の前の家族を見てほしい母の気持ちも、移民一代目として成功する姿を子供たちに見せたい父の気持ちも想像できて、苦しい。

そばにいる人を、支え合うことから。いつも真実はシンプルで、だからこそ難しい。

祖母のもとへ駆けていくデイビッドの逞しさに胸が熱くなりました。
ちゃい

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