ディナー・イン・アメリカのmsのネタバレレビュー・内容・結末

パンクでアナーキーで超チャーミングな最狂の愛を食らってしまった。こんなに突き抜けたロックなラブストーリー大好きに決まってる。

「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」っていうバッファロー66のキャッチコピーを思い出した。パティを見つめるサイモンの視線とサイモンの名前を呼ぶパティの声に心がとろける。

自分の信じるパンクな美学を貫いて獄中からラブレターを送るサイモン、野犬みたいな荒々しさと妙な上品さが共存していてセクシーでかっこいい。過保護に育てられた冴えないパティもほどよく野暮ったくてブリジット・ジョーンズみたいな愛嬌があって、この最強のふたりでどうかどうか永遠に幸せに生きてくれ、美味い晩飯を食ってくれと心の底から思う。キスシーンに最高にときめいた。