ねまる

トゥモロー・ウォーのねまるのレビュー・感想・評価

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)
3.6
THEっていうくらい直球なハリウッド映画。
トムクルーズの『宇宙戦争』のような、
そうそうハリウッド映画ってこういうのだよね、ってずっと思ってたし、そうそうこういうのこういうの♪ってね。

最近は、そうなるべきなのは分かってるけど
政治的社会的メッセージやコンプライアンスを意識し過ぎていて、雁字搦めな感じ。見え透いている感じが見え隠れするのが楽しめない時がある。

だから、家族が大事で、家族のために戦って、家族の元に戻ってくる主人公。
非常に単純な構図で心地良かった。
たとえあいだにどんなことがあっても、ブレない芯が好きでしたね。

主人公クリス・プラットも好演で、
元軍人だけど、穏やかそうで優しいパパ。
クリプラがパパだったらいいのに、って思っちゃうくらい。
主人公としての器の大きさは十分だし、細かい表情だったりリアクションが丁寧で、SFな物語をありえないにしない、芯を守る演技をしていて良かったなと思いました。
もともと映画館で上映されるはずが、Amazon Primeでの配信になってしまったそうだけど、歴代No.1視聴数になったとのことで、ますますクリプラのスター性が証明される結果になったのかな、と。

今回戦うことになる化け物は、
ちょっぴり怖くて、気持ち悪くて、おおうと後退りしたくなるビジュアル。
ストレンジャーシングスにしろ、クワイエットプレイスにしろ、最近ああいう化け物に出会うことが多い気がします。

映画館だったら、観るのはもっと先になっていたと思うので、配信で観られたのは嬉しい限りです。
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