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トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャングのparaのレビュー・感想・評価

4.0
Such is life.
一言でいうならば、瞳孔開きっぱなしのRockでパンクな映画。

権力者による抑圧は必ず暴発を生む。
流刑地でもあったオーストラリアの土地に染み付いた暗い歴史の中で生まれたヒーロー。

実在したとはいえ1880年(没年)の頃の、しかも貧困層から英雄と見做されたとしても犯罪者の本当の姿は誰にもわからない。
弱いものの味方で徹底的に警官を狙ったという義賊は、権力の反逆として憧憬され続け、
過去にもそしてこれからも映画や小説、音楽で描かれるだろうけれど、すべては想像の域を出ない。
だから、これは真実ではない。(この冒頭がある意味新鮮)

母親との強すぎる繋がりの中で、子供の本当の幸せよりも自分の望む方向を求める母親…

エンドロールがめちゃくちゃ洒落ていて好みなこと、
再見はしないかもしれないが、、一部の演出のセンス良すぎて猛烈に好みだった。

ニコラス・ホルトを楽しみにしていたが、、、
ショーン・キーナン、要チェック。
音楽も良し。
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