2022年99作目(劇場36作目)
のっぺりなギレルモスリラー
正直、これがアカデミーの
作品賞ノミネートか?とか思った。
全体的にのっぺりした雰囲気で長いです。
でも前半はプロットもしっかりしていて、
ブラッドリークーパーを筆頭とする
キャストのアンサンブルも良かったです。
な、だけにやっぱり長い…
特に脚本がのっぺりしているからか
どうしても中弛みを感じて退屈になる。
後半のケイトブランシェットは
無駄遣いまではいかないけど、
この映画の中で勿体ない存在でした。
それまでのサブキャラを引っ込めるほど
本作に登場させる理由も感じられないし、
最後の動機も分からなくて混乱しました。
期待していただけにちょっと残念でした。
監督は父親がメキシコで誘拐されて
その誘拐犯に身代金を要求された際に、
家族が霊能力者と偽った詐欺師に
食い物にされた経験があるらしく、
その時の経験が少なからず
本作に繋がっているらしいです。(笑)