ショウキ

ナイトメア・アリーのショウキのレビュー・感想・評価

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
3.5
2022年99作目(劇場36作目)

のっぺりなギレルモスリラー

正直、これがアカデミーの
作品賞ノミネートか?とか思った。
全体的にのっぺりした雰囲気で長いです。

でも前半はプロットもしっかりしていて、
ブラッドリークーパーを筆頭とする
キャストのアンサンブルも良かったです。

な、だけにやっぱり長い…
特に脚本がのっぺりしているからか
どうしても中弛みを感じて退屈になる。

後半のケイトブランシェットは
無駄遣いまではいかないけど、
この映画の中で勿体ない存在でした。

それまでのサブキャラを引っ込めるほど
本作に登場させる理由も感じられないし、
最後の動機も分からなくて混乱しました。

期待していただけにちょっと残念でした。

監督は父親がメキシコで誘拐されて
その誘拐犯に身代金を要求された際に、
家族が霊能力者と偽った詐欺師に
食い物にされた経験があるらしく、
その時の経験が少なからず
本作に繋がっているらしいです。(笑)
ショウキ

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