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ナイトメア・アリーのsoumaのレビュー・感想・評価

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
3.4
“I’m not like this.”

アリーってだれかの名前かと思ってたけど
Alley:路地
って意味なんだねー。
すっかり忘れてた。

ダークな雰囲気だけど
デル・トロの作品では珍しく
SF要素のない作品でした。


内容は
とりえのない一人の男が
読心術を身に着けて成りあがり
そして落ちていくストーリーで
脚本はわりとシンプルで
ラストにちゃんとオチがあるわりには
あんまりすっきりしない作品でした。

というのも
作中内で
あまり多くのことを明確に描写せず
あいまいな表現が多かった印象で
いろんな人の行動原理が
はっきりしない脚本だったからかなと。
そのせいで
なんか微妙な感じの作品だったような。
そこらへんが自分には
少しもったいなかったかな。

◆クレジット
・スタン:ブラッドリー・クーパー
放浪者から一流の読心術師への華麗な転身。
スタンはレオ様にオファーがいっていたらしいけど
この脚本ならクーパーのがはまり役だったと思うので
逆によかったのかなと。

・リリス:ケイト・ブランシェット
心理学者。
リリスの立場が
なんとなくあいまいだったのが良くなかったと思う。

・モリー:ルーニー・マーラ
サーカスで電気人間をやっていた女性。
スタンと駆け落ちする。
スタンと恋に落ちたのがダメだったのか
でも、ずっとあそこにいてもダメだっただろうし。
難しい人生だったね。
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