"普通に"面白かった。
この一言に尽きる。
傑作とは言い難い。
まず一つ。
ミズマーベルは観なくてもギリッギリいける。
だが、キャプテンマーベルとワンダヴィジョンは必須級。
特にキャプテンマーベルが朧げな方は復習した方が良い。
その方がクリアに観れる。こいつらなんだったっけ？が多くて、結構ノイズだった。
もう、MCU知らない友達や恋人は連れてけません。
衝撃的だったのは、エンドゲームではサシでサノスをねじ伏せてたキャロルはもういないこと。
明らかにあれから弱体化してるよな？ってレベル。
なんか主人公をずっと苦戦させてたのに、仲間になった瞬間弱くなるライバルキャラとか、六部の時の承太郎を想起させて哀しくなった。
パワーを使う度にコロコロ互いの居場所が入れ替わるキャロルとモニカとカマラ。
それを活かしたバトルシーンがハイライトだが、"普通に"それは面白かった。
正直、平均点超えてアガったところを挙げると、サプライズカメオだったりポスクレだけしかない。
完全合理主義の元で映画作ったら、きっとそれはつまらないものになってしまうだろうけど、それでもシリーズの中で一番短い上映時間なのにも関わらず、そこまで意味を為さない設定やシーンが幅取ってたり(海の星のとこな。パクソジュンは何やったんや)、めちゃくちゃ説明口調でキャラに状況説明させてたり、イマイチに感じるポイントが多かった。
ラストもみんなハッピー！で終わってるように見せかけてるけど、ヤン王子の星はホントに大丈夫なの⁉︎
それに相変わらず脚本に振り回され続けるスクラル人。
そりゃあ、グラヴィグみたいなのが現れてもおかしくないよな。
もっとキャロルとカマラの姉妹っぽい師弟関係、モニカ・ランボーについて等にフォーカスして欲しかった。
コメディリリーフの効いたニックフューリーが帰ってきただけでも収穫かな。
日本での興行は苦戦しそうだなぁ…。
やっぱりもう、再興の鍵はMCUリセットしかないのか…？
ややネタバレなんですが…。
最後のお母ちゃんって、MoMではキャプテンやってて、今作では別のヒーローやってて、母ちゃんが一番波瀾万丈でさいつよ過ぎる。
