まさや

マーベルズのまさやのネタバレレビュー・内容・結末

マーベルズ(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

やってる事エグすぎるだろ笑

作品自体はめちゃくちゃ面白かった。
めちゃくちゃは言い過ぎかも。
ただ、MCUに今まで吹いていた風とは完璧に違った風向き、勢力。それこそ次元に穴開ける様な1本。

女性ヒーローだけが縦横無尽に駆け巡る。
まずはここに素直に感動したし、面白かった。

前評が宜しくないのと、モニカ・カマラにそんな思い入れが無いということで、初めて吹き替えを最初に視聴。

必ず、字幕版でもう一度見ます。
・シンプルに面白いのでまた見たい
・パク・ソジュンの声で見たい

もう、なんというか
「期待値は遥かに超えた」という点にひたすら驚く。

ここまでは作品に関して。

そして、問題のエンドクレジット。
「とっ散らかり過ぎ」
これに尽きる。
ヤングアベンジャーズ(今はまだ、未確定なニュージェネという感じなのかな)、そしてX-Menの本格参入、という2つのドデカ区切りを一気に持ってくる所に勢いの良さと、意気込み的なものを感じざるを得ない。
とっ散らかり過ぎはやや悪口で、本質的にはとても嬉しい。

映画マーベルズ自体はワクワク感、ハラハラ感に少しかけてたけど、ここで盛り返してきたと思ってる。(作品自体にもう少し起伏欲しかったとも言える)

なので総合的に4.5点くらい。

コミックをしっかりと抑えてない僕にとって、違和感とかガッカリとかは本当に無かった。

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と、同時に減点理由というか、少し怖かったのが…
「ドラマを観ない人は置いてけぼり」
「攻めの姿勢を受け入れない人は願い下げ」
というような雰囲気がある種凄い。
これまでの僕の評価はあくまで "鑑賞後に肯定的な感想に着陸した人" でしかない。
本編・クレジットを踏まえて、MCU離れが進む理由もすごくすごく分かった。
僕の感想と、真逆の感想を抱く人が居る理由・根拠を、向こうから提示された感覚になんとも言えない寂しさすら感じた。
もう、コミックからは乖離したMCUという1つの世界として胸に留める覚悟を求められている。

正直、マーベルズが、今後のフェーズにおいての、これ程までのターニングポイントとなるとは思わなかった。

「映画は時代に寄り添い、進化する。
その進化は誰かにとっては望まぬものかもしれない。ただ、時代と、その時流に人は当たり前に流される、変化する。」
のであれば、人に驚きと感動を与える映画としての役割を果たす上で、抜根的であり、革新的な巨大な変化をしないと、鑑賞者に莫大なそれらを与えられない。
無声から、音の聞こえる映画になった。
モノクロから、映像美・音響、または4DXみたいなものが一般化。
今、無声のモノクロを出して、好む人もいればそうでない人、関心すら示さない人がいるのは当然。
そうなると、やはり何度も言うけど…凄い大きな変化が必要になってしまう。

ちょっともう何を言ってるか分からないけど笑
僕はマーベルズ、ひいてはここ最近のMCUにその強気の姿勢を感じた。
そして僕はそれを好むことが出来て、また見たいと思えた。
ただ、離れていく人の心情も幾分か伝わってしまった。
この感動と悲しい現実のカオスによって、4.0が妥当になった。

最後に、カマラ可愛すぎ
まさや

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