叡福寺清子

マーベルズの叡福寺清子のネタバレレビュー・内容・結末

マーベルズ(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

なんでも第1週目の出足が鈍いそうで,「スーパーヒーロー疲れか!?」みたいな見出し記事があったようでございます.こんばんわ三遊亭です.
でも個人的には原因は疲れじゃなくって,ドラマ視聴ありきのキャラクターが普通に活躍してる事だと思っております(まぁそうやって世界とキャラクターが無限に拡大していることが疲れという解釈もありますが).
海外ドラマや映画ファンでもないかぎり,毎月990円払い,ワンダビジョンとミスマーベルの両方を履修していないでしょうに.さらには1回目のおまけ映像にはあの人が登場!待って!!そのドラマ私まだ観てないの!!!さらにさらに言うと2回目のおまけ映像から察するにロキも観てないとダメなヤツ?とあっては出足も鈍くなるでしょうよ.

で本作.基本私はブリー・ラーソンのキャロル・ダンバースが大好きでして,何と言っても顔がいい!!タンクトップ装着時の胸もいい!!それくらいにお気に入りなので,彼女が活躍してくれるだけで及第点になるんですけどねっと.
活躍といえば惑星ハラにおけるキャロル.ホントにやりやがったんっすね,あの人.そのハラで意外だったのが,クリー人にも故郷という感覚があった事でした.てっきり使えなくなった母星なんぞ捨てて,侵略した惑星をハラ2にでもするのかと思ってましたので.そのクリーでいえば,本作のヴィランであるダー・ベン.彼女の存在もまた本作を惑わす原因の一つでした.クリーといえば青い人,なのになんであの女性は違うの?上級種??って知らない人は思いますよね,私もそうでした.全体的に一般人に不親切なんですよ,今回は(まぁそれが疲れの原因なのかもしれませんが・・・ってしつこい).尺には余裕があったんだから,背景を説明できたでしょうに.白人と黒人とムスリムの女性の活躍をポリコレ無臭でまとめ上げる胆力が,監督さんにはおありなだけにそこんところはとても残念でした.
あとフラーケン・・・というか猫.予告で猫大発生映像があったので,期待しておりましたが,まさかの人間ポンプだったとは!ってお若い方はご存知ありませんでしょうね,人間ポンプこと安田里美師匠の事を.気になられた方は一度ググって下さいませ.