モリリン太郎

マーベルズのモリリン太郎のネタバレレビュー・内容・結末

マーベルズ(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

え、ほぼ本編どうのじゃない話するけどいい?
全然面白かったの。今までの作品とのつながりがあってまた今後続いていくってのもワクワクがあって良かった。
でもね、なんか結局「女が作った映画」って感じが前面に出てて最後の方とか嫌な気持ちになっちゃったんだよね。

別にマーベル好きなガールズは自分らがヒーローになりたくてマーベル観てるわけじゃないじゃん。女子はリトルポニー!男子はマーベル!みたいな自然に好みの分裂が男女である中で(知らんけど)、マーベルに惹かれるガールズが沢山いるはずだと思うわけ。でもさ、ウチらが好きになったのはしごでき天狗おじアイアンマンや正義感チビキャプテン・アメリカ、ダサ高校生スパイダーマンじゃん!!!なんかダサいとこあった奴等がちょっと苦しんで手に入れちゃったパワーでヒーローになって、だせぇマインド抱えた俺たちに勇気とパワーをくれる、それがマーベルじゃん!!
ウチらガールズは別に女であることをマイナスに思ってるワケじゃないし、ヒーローのメインを女にして欲しいなんて願ってない。もちろん活躍は嬉しい。でもそれってもうキャプテンマーベルやワンダやブラックウィドウがやってくれてる。
ウチらの立場ってミズ・マーベルだと思うんだけど、推しと仕事できて幸せだからって女囲ってまた仕事しようってなる?ならなくね?あの3人のチームは最高だったけど、「これアベンジャーズのテスト!?」って聞いてたくらいなのになんでガールズグループ作ろってなるんだ??ラスト全然理解できなくて萎えたわ。
「女が作った映画」ってのは至極差別的な表現に聞こえると思うんだけど、結局自分のコンプレックスが拭いきれないお花畑映画って感じ、ウチら観客にそれが嫌でも伝わる。恋愛したことない女が描いた少女漫画みがあるね。表現も少女漫画っぽさあるし。監督の顔や性別が伏せられてたとしてもどんな人間かわかっちゃう映画だった。
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