ken

情婦のkenのネタバレレビュー・内容・結末

情婦(1957年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

さすが高評価なだけある、面白かった!
ウィットに富んだ会話が軽快なテンポで繰り広げられ、気づいたら時間が経ってる映画。最後は大どんでん返しからの別ベクトルでのどんでん返し。起承転転転、、結?って感じ。

登場人物に感情移入したり、愛嬌を感じるとその映画って面白くなる。今回主人公の弁護士は心臓病なのにヤニカス、酒好き、世話係の言うこと聞かないのオワコンな人間なのに、頭の回転が早くて、それを悪知恵のためにも遠慮なく使う悪ダヌキで、でも彼なりの被告人への正義感と信念が底にはあって、っていう人柄の魅力を感じた。不利な裁判引き受けてるのに葉巻と酒を摂取するために全力で頭使ってるの好き。杖に葉巻仕込んだり、ココアとワインのボトルすり替えたり。自分の目を信じて、何とか結果を出した思ったのにあの展開は同情という言葉では、、、 

似た展開の映画見たことあるな🧥
あれよりはテンポ良くて、いい意味でノリが軽いからこっちの方が好き。
マレーネ・ディートリッヒの鉄の女感すごい。でもこれも全部男のための鉄の仮面だったのに、、、
じわじわこの映画の良さ上がってくる。
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