原作とはかなり物語が変わっており、ほぼ別物に近いですね。
山田監督の作品は普段とても好きなんですが、今回は主人公にまったく共感できないというか、愛せなかったなぁ。
劇中映画の「キネマの神様」を撮るぞ!ってところで投げ出しちゃうし…。
映画を愛することがテーマなのだとしたら、あそこで投げ出さずに頑張る姿を観たかったです。
個人的にはテラシンの目線で物語を観てました。
本当にああいう方がコロナの中でたくさんいたんだろうと思うと心が痛みます。
自分ができるのはひたすら映画を観て応援や貢献することだけと改めて身に染みた作品です。
リリー・フランキーのベテラン監督感、北川景子の往年のスター感、永野芽郁の下町娘感は観ていて心地よかったです。