みなと

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-のみなとのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

原作は文庫版刊行時に既読。
その為、記憶は曖昧でフラットな気持ちで鑑賞。
犬養、高千穂のキャラ性や犬養と沙耶香ちゃんの関係性ってああだっけ?と原作と設定が異なっていた部分があったが、気になる程ではなかった。
全体的にはテンポが悪く、中弛み感は否めないが、安楽死問題とエンタメを上手く融合させた作品という印象を受けた。
安楽死を選択した人も、沙耶香ちゃんの選択もどちらも間違いじゃないと思う。
きっと答えの出ない案件だよな、と映画を観ながらずっと考えていた。
高千穂のラストの台詞が作品全体の問題提起であり答えじゃないのかな。
柄本明と木村佳乃の怪演っぷりは半端なかった。ゾクゾクと鳥肌たったよ。
犬養(綾野剛)が娘の沙耶香ちゃんと接する時の表情とか声音が優しすぎてヤバかった。綾野剛ってああいう表現もするんだって新たな一面をみた。そして同時に惚れた…。
北川景子は美しかった。そして強い!
岡田健史は下っ端感とフレッシュ感があって、今まで見た作品と違った顔が観れて新鮮だった。
余談だが、焼き鳥が食べたくなる映画でもあった(笑)
みなと

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