ルーマニアのライブハウスで起きた火災事故を発端に医療と政治の腐敗が次々と明るみに。
スキャンダルを報じるスポーツ紙編集部、国の腐敗を立て直そうとする実務家の新任大臣、事故で重傷を負いながらもひたむきに生きる被害女性、内部告発をする大学病院の麻酔医など気骨のある正義漢が登場するが、ルーマニアのドス黒い闇の深さを思い知る展開にはただただ脱力するほかなかった。
平気で嘘をつき儲けのためなら人命を軽視する政治家や医界の有力者のあり方にひたすら苛立たされるのだが、日本だって他国のことを笑えないレベルでお粗末なんだよな。やだやだ。