衝撃を受けたし絶望した。他人事ではない、私達は今正にこれと同じような危機に瀕していると感じる。
「国の機能不全が個人を押しつぶす、貴方は壊れた国が及ぼす被害をまともに受けた」新たに就任した保健相が火傷の後遺症を持ちながら生きている女性に言う。
正しい人選で物事は変わる、古臭い社会に戻せば奴らは上に立てる。若者の投票率は5~10%、実際の選挙では惨敗する。保健相の父は「この国はあと30年は目覚めない、逃げていい」と息子に言う。
ここに出てくる若い保健相が自ら調べ自分の言葉で語る様子は頼もしく実に羨ましい。官僚の準備した物を棒読みし時に読み間違える我が国の大臣達を見ているとほんとに情けなくなる。
彼が自分が何かをなし得たか？と自分に呟くシーンが印象的だ。
見終わって私達の国は今や先進国と言えるのか？優れた国と言えるのか？と深い溜息をつきつつ、正しい情報を得自分の頭で考えることを自分の責任でしなければと自省する。
