医療の腐敗、政府に挑むメディアを記録したドキュメンタリー。ここまではよくある戦うジャーナリズムの話。
特筆すべきは追及される大臣側にカメラが入り、大臣がこの問題をどう対処するかを写していること。ここに映画的な面白さがあります。
冒頭のライブハウスでの火災の映像、火傷を負い、指を失った女性の痛ましさ。
果たしてルーマニアは変われるのか?その選挙の結果は?
作中でも触れられますが、政治に対して無関心ではいけません。
遠い国の話ではなく、日本もそうです。いわゆる就職氷河期世代、失われた30年を生きた私は嫌というほど実感しています。
願わくば新しい世代の子供たちが将来に希望を持てる国であってほしい。
出来ることは投票に行くことです。