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RUN/ランのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.6

フェイク🎬

ストーリーは病気により車椅子での生活を余儀なくされている主人公が、母親の秘密に恐怖する姿を描いた作品でした。作品は母親の深い愛情とは裏腹に狂気に満ちた真実を描いていました。大抵の人は自分の出生に疑問を持つことはなく、育ててくれた両親が本物なのかについて気にすることもないと思います。しかし実際には日本で年間1,000人の子供が行方不明となり、アメリカでは年間36万件の行方不明事件が発生しています。自分含めて多くの人が想像している以上に誘拐事件は身近なモノです。子供を亡くした母親の痛みは想像はできないですが理解はできます。しかし他人の子供を誘拐した上で、自分の理想に従い作り変えるというのは許されないことです。子供は母親の道具ではありません。とはいえこの様な事件は血が繋がり関係なく起こっているのも事実です。家庭という外から内情が見えない閉鎖的な空間だから、巻き起こる問題だと思いました。
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