Sam

シャレードのSamのレビュー・感想・評価

シャレード(1963年製作の映画)
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夫が亡くなるやいなや、実は夫は偽名を使っていて、未亡人になった途端に夫の隠し持っていた財産を理由に殺し屋から命を狙われるっていう状況から分かるようにこの映画はサスペンス映画っていう位置付けなはずなんだけど、オードリーの危機感の無さや、冷酷な殺し屋なはずなのに今一つ間抜けさが際立ってしまうからこそラフに見られるのがこの映画の良いところ。

世の中には色んな映画があるから、その中には独特で回りくどい表現をする映画もある。そういう台詞をなるほどって言いながら難しい顔して観るのも楽しいけど、シンプルでキザな言い回しが多くてストレスフリーな感覚で最後まで続くのがまた良い。
なんならトーク術の教科書にしたっていいくらい。
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